遠藤ミチロウ、
あなたのせいで私はパンクになったんだ。
あなたのせいで旧共産圏に興味を持ち、ついにはモスクワまで行ってしまったんだ。
あなたのせいで、今でも編み上げブーツを履いてるんだ。
あなたとジョニー・ロットンが私の世界をブッ壊してしまったんだ。
私を覆っていた壊れた壁の向こうは、どこまでも果てしなく広がる世界だった。
薄汚くて、残酷で、汚物と欺瞞に溢れ、空虚な、、、、
美しい世界。
あなたに会った時、「漫画家を目指してます…」って言った私に、とてつもなく優しい笑顔で頷いた。
パンクは群れない。
パンクは正義を語らない。
パンクとは、無償の愛だ。
ありがとう。